ABOUT

こんばんは、初めまして。
岡田創といいます。大学生をしながら、小説を書いています。趣味は夜に散歩をすること。好きなものはやかましいラブソングとタケノコの形をしたチョコレート菓子です。

2021年の4月、自身が書いた小説が出版され、それに伴い小さくデビューしました。デビュー作である『さようなら、水星の人よ』は、ドラマチックでロマンチックで、けれどどこまでも身近で些細な、そんな恋愛小説です。いつも頑張っているくせに、自分に自信がない人へ。あるいは、どこまでも不器用で優しい人へ向けて書きました。優しさとは、愛とは何か。自分とはいったい何者で、そんな自分に生きる意味なんてあるのか。それらの問いを、二人の主人公がゆっくりと紐解いていく。そんな小説です。

それから約2年。また本を出します。タイトルは『春風はハルカ』。テーマは「生きるということ」。前作とは異なり、今度はとってもロックな物語です。「あなたはどうやって生きてきて」「そしてこれからどうやって生きるのか」生きて、生きて、生きて、そして、伝える。悲しみも辛さも切なさも、生きている限りまとわりついてくる。誰もが、傷つきながら生きている。それでも、それでも、その先にはひかりがきっとあって、だからさ、照れくさいんだけどさ、あなたには生きていてほしいんだよね、なんて、まるで青春みたいな小説を書きました。

この2年、出版やお仕事を重ねるたびに、沢山の方へ自身の物語を届けることができました。けれど、それでも自分は、あなたのために小説を書きます。あなたというたった1人の人間に向けて、これでもかというほどの愛をこめて書きます。その気持ちは、想いは、覚悟は、デビュー当時と何一つ変わっていません。
どうかこれらの物語が、あなたの生きるひかりになりますように。
この祈りが、他でもないあなたに伝わりますように。


小説家 岡田創